パグにおすすめのドッグフード

「最近うちの愛犬のパグがドッグフードの食いつきが悪いんです。どうしたら良いですか?」

愛犬のパグがフードの食いつきが悪くなった。ライフステージが変わりシニア用のドッグフードを探しているというパグの飼い主さんにおすすめのドッグフードの選び方を紹介します。

パグの特徴とドッグフードの選び方

パグは目が大きくて鼻が短い、いわゆる『短頭種』と呼ばれる犬種の一つです。

短頭種は成長段階で、骨の成長を遺伝的に止めることで、鼻の成長を抑えられ独特の形態を作り出しています。そのせいで他の骨にも問題が起きやすく、関節や脊椎の病気には注意が必要です。

そのため、ドッグフードの中にはパグ専用ということで、そういった特徴にケアしたフードもありますが、個人的にはパグ専用よりも、一般用の中から良質なドッグフードを選び、それぞれのパグに合ったフードを決めてあげる方が良いのではと考えています。

パグのドッグフードを選ぶ基準とは?

良質なドッグフードを選ぶ基準は『良質な動物性タンパク質を使用しているかどうか』『不要な添加物を使用していないかどうか』がポイントです。

良質な動物性タンパク質を使用しているか?

まず良質な動物性タンパク質を使用しているかどうかですが、ドッグフードのラベルには原材料が表記されていますが、その原材料は使用量の多い順に記載されています。

原材料の最初にチキンやラムなどの動物性タンパク質が記載されているものを選びましょう。

近年は、ポテトでんぷん、ポテトスターチなど、一つの原材料をさらに細かく分けて記載し、トータルすると、ポテトが一番多く使われていた、というようなこともありますので注意が必要です。

また、動物性タンパク質の中でも『ミール』や『肉粉』といったものは、その品質が不明ですので避けるようにしましょう。

不要な添加物を使用していないかどうか?

着色料、合成保存料、発色剤は、どのようなドッグフードにも基本的には不要なものです。できるだけこれらを含まないフードを選ぶようにしましょう。

また、酸化防止剤はドッグフードにおいては必須な添加物ですが、合成酸化防止剤よりは天然成分由来の酸化防止剤の方が、多少は体への負担が少ないかもしれません。

ただし、添加物が少ないフードは、光や空気に触れることによる劣化も早いため、開封後の保管方法には注意が必要です。

パグにおすすめのドッグフード

パグは小型犬の一種ですが、小型犬の中でも体重は重く10Kg程まで成長することもあります。そんな小型犬のパグにおすすめしたいドッグフードを紹介します。

モグワン(通販で人気のおすすめフード)

理想の食いつきを求めて開発されたプレミアムフードです。

公式サイト

ナウフレッシュ(店舗で買えるおすすめ商品)

新鮮なお肉や魚とフレッシュなココナッツオイルやフルーツ、野菜もたっぷりしようした穀物不使用のドッグフード。

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ブッチ(ドライが苦手な愛犬におすすめ)

ニュージーランドでメジャーな冷蔵型のミートフード。お肉や魚をふんだんに使用した水分量が多いドッグフード。

公式サイト

ピッコロ(シニアにおすすめ)

シニア犬に必要な栄養素がたっぷり入ったお肉や魚を70%以上使用したドッグフード。

公式サイト

パグのドッグフードで気になること

パグの飼い主さんが気になるご飯に関する悩みを紹介します。

太り気味のパグにはフードの量を減らすべきか?

太り気味、つまり肥満については、近年では『肥満症』と呼ばれ、様々な病気のリスクがあり、れっきとした病気として扱われています。

太り気味の場合は、できるだけ減量させてあげることをお勧めします。

ただし、減量の仕方は単純にフードの量を減らすだけでは問題になることがあります。多少フードの量を調節するのは問題ありませんが、あまりに減らしすぎるとカロリーだけでなく、本来必要なタンパク質やビタミン、ミネラル類の摂取量も減ってしまいます。これでは減量できてもその他の病気のリスクが高まってしまいますので、あまりお勧めできません。

現在では、それらの問題をクリアした減量専用のドッグフードもありますので、より健康的に、パグへの負担なく減量に取り組みたい方は、一度動物病院でご相談されることをお勧めします。

また、太り気味のパグの中には『甲状腺機能低下症』などの病気が隠れている可能性もあります。減量対策を行なっているにもかかわらず痩せない、あるいはフードの量は少ないのに太ってしまう、そんな場合は甲状腺機能低下症を疑う必要があります。甲状腺機能低下症は動物病院での血液検査で調べることができますので、心配な方は一度受診するようにしましょう。

子犬のパグにはどのようなご飯を与えるべきか?

成長期の子犬の必要栄養量は、成犬とは大きく異なるため、子犬専用のドッグフードを与える必要があります。

そのため、『仔犬用』『成長期の仔犬用』といった表記のドッグフードを選んであげるようにしましょう。

パグの場合、およそ1歳でほぼ成犬になりますので、その頃から徐々に成犬用フードに変えるようします。ただし、成長のスピードはパグ一頭一頭で異なりますので、体重や体型をチェックしながら、切り替えの時期を考えるようにしてください。

あまりに切り替えが早すぎると、やはり子犬に必要なタンパク質やビタミン、ミネラル類が欠乏してしまいますし、切り替えが遅すぎると、成犬に不必要なカロリーまで摂取してしまい、肥満になりやすくなります。

近年では、子犬用と成犬用の間の時期に絞って設計された『ジュニア期用』といったフードもありますので、切り替え時期の判断が難しい場合は、そういったフードを利用するのも良いでしょう。

また、子犬から成犬まで使える『オールステージ用』のドッグフードを使うのも問題ありません。ただし、オールステージ用のドッグフードは、やはり成長期と成犬での給与量が大きく異なりますので、その量の切り替え時期を見極める必要があります。

パグ専用のドッグフードは一般用のフードより良いのか?

個人的には、パグ専用のドッグフードが一般的な良質なドッグフードと比べて優れているとは思えません。

パグ専用のドッグフードはほとんどが、被毛や肥満を考慮した設計になっていますが、それぞれの栄養成分の品質が不明ですし、それ以前にミールなどの品質がよくわからないタンパク源や、香料など不要な添加物が使われています。

そのため、長い目で健康を考えた時には、パグ専用の設計よりも、一般的なドッグフードの品質にこだわった方が、より良いのではと考え、良質な動物性タンパク質を使ったドッグフード、不要な添加物を使っていないドッグフードをお勧めします。